石油資源開発株式会社

石油資源開発株式会社は、その名の通り石油・天然ガスの資源開発を目的として1955年に創業した会社であり、エネルギーの安定供給を社是とし、国内外で得た石油・天然ガスをパイプラインや船などを用いてお客様に届けております。2000年頃からは、カーボンニュートラルや気候変動などの世界的課題に注目が集まる中で、石油・天然ガスはCO₂ (二酸化炭素)増加の一因として認識されるようになり、石油・天然ガスをお客様にお届けするだけでなく、カーボンニュートラル社会実現への貢献も目指しています。石油資源開発株式会社の取り組むカーボンニュートラル事業としては、太陽光、バイオマスといった発電事業が挙げられますが、石油・天然ガスの開発で培った技術を活用し、CO2を地中に貯留するCCSの事業化も目指しています。

※CCS … Carbon dioxide Capture and Storage

目次

利用サービス:イベント効果測定

質問1
イベント効果測定の導入経緯をお聞かせください

事業企画 グループ長:金濱様
イベントブースに何人ぐらいの来場者が訪れているのか把握し、スタッフの人数やブースの大きさの最適化検討を行いたいという課題認識がありました。これまでも自社で人数調査は行っていましたが、全来場者を正確にカウントするのが難しく、解決方法を探っていたところ、今回このサービスを紹介頂き、物は試しと導入することに致しました。

質問2
これまでの展示会出展やプロジェクトに課題はありましたか?

事業企画 グループ長:金濱様
社として事業の広報活動もより積極的にやっていかなければならないと考えているのですが、イベントの効果をどういう風に評価していけばいいのかなというのは悩んでいます。来場者が何人というのは確かに評価の1つではあるのですが、結局はより多くの人に事業の中身を正確に分かってもらうことが大事なんじゃないかと思ってます。しかしながら、来場者一人一人の理解度をどう評価するのか、仮にアンケートを行ったとしてもその結果を素直に信じて良いのか、活動の効果を測定・評価することに難しさを感じています。今回の出展における費用対効果を説明するときにもちろん「〇人来ました」とは言うんですけど、何か別の良い形で表現できるものはないかなというのは課題観としては持ってます。いろんな方に効果的な広報活動をしていきたいという課題の中で、効果的であったかをどう判断するのかは、悩ましいところだなと思います。

質問3
未接客来場者測定の結果を見て感じたことをお聞かせください

事業企画 グループ長:金濱様
今まで来場者に関しては、パンフレットの配布数やアンケートの回答数などで把握していたのですが、今回は明確に来場者数や未接客数が分かったというのは非常にありがたかったなと思ってます。未接客者に関してはブースに入ってこなかった人、来れなかった人はやっぱり減らしていきたい。ですが、未接客自体にはそんなに捕われていないっていうのが正直なところで、未接客者数に関して率直に言うとそんなに多いとは感じていません。スタッフには「ゆっくりブースを見学したい人も居るだろうから、絶対に全員に話しかける!!という目標は持たなくて良い」と指示していましたので、「半数ぐらいに声掛けできていれば良いかな」ぐらいの気持ちでいまして、スタッフが頑張って多くの人に話しかけてくれたんだなって、私としては感じました。

質問4
展示物混雑状況測定の結果を見て感じたことをお聞かせください

事業企画 グループ長:金濱様
混雑状況に関しては、現場で人が集まっていると感じていた展示がやはり上位になっており、その意味では肌感覚で感じていたことと結果に差異はありませんでした。力を入れて準備していた展示の人気が思いのほか伸びなかったり、逆にそこまで力を入れていなかった展示に人気が出たりと、意外な点も含めて楽しく結果を見せて貰いました。重要な点は、肌感覚がきちんと定量的に示されたことだと思っていて、来年度以降を考える際に「なんとなく多かった」では無く、根拠を持って展示内容を吟味できると感じています。

質問5
人流分析の結果を見て感じたことをお聞かせください

事業企画 グループ長:金濱様
事前検討では、出展ブースの中が滞留しがちになるのではないかと危惧しており、どの部分で流れが悪くなるのか、どの展示が集客力があるのか見たかったのですが、ちょっと想定以上にブースが混在していて、ブース内に人が溢れかえっている状態で人流分析というのは難しい課題だったと感じています。状況を考えると致し方なかったのかなと思いますし、もう少し広い視点で、例えば我々のブースだけを見るのではなく会場全体見る場合には適している分析だと思いましたが、小さな視点での分析依頼には適さなかったのかなと感じています。

質問6
イベント効果測定で新しい発見や今後に活かせる要素はありましたか?

事業企画 グループ長:金濱様
まずは、やはり来場者のカウントが非常に助かりました。いつもであれば、パンフレットの配布数やQRコードの読み込み数で大体の来場者数を予測して終わってしまうのですが、今回はしっかりと測定していただいていることから、自信をもって正確な来場者数を言えるというのは非常に良かったと思います。実際、なんとなく何人来場したではなく、しっかりとした来場者数が把握できることで来年以降のスタッフ数やブースの広さをより正しく検討できますので、そういう意味ではすごく助かりました。

また、人気だった展示物を明らかにして頂けたのも、来年以降の出展であったり、他のイベントを考える上で、重要だと思っています。実際肌感覚で分かっていたが、しっかりと根拠をもったデータが出てきたことが重要であると考えています。「なんとなく混んでいた」が、明確に各展示物の人気・不人気が判明したと思っています。人気だった展示物は方針を変える必要はありませんが、不人気な展示物に対しては、改善するポイントにもなると思っています。今後の改善を考える良いキッカケを与えてもらった思っているので非常に良かったなと思いますし、来年の計画に凄く役立つ報告であったと思っています。

質問7
サービスの費用感と今後の導入に対する所感をお聞かせください

事業企画 グループ長:金濱様
個人的には、費用が10万円以内ならご依頼したい、20万円以内でもご依頼できるかな、30万円以上になると要検討になると思います。この金銭感覚は人によるとは思いますし、今後もっとAIというものが当たり前になってきた時には、「人が俗人的に肌感覚で語るのはやめよう」「AIに頼れるところは頼ろう」という状況になるように思います。そうすれば費用感に対する感覚も変わってくるのかもしれません。

事業一部 部長:山之内様
30万円前後の効果測定費用であっても展示会出展のトータル費用の中で見れば、そこまで大きな負担では無いように思います。

事業企画 グループ長:金濱様
それはそうですね、全体の費用から考えると10万円も30万円も大差がないですね。

事業一部 部長:山之内様
そういう観点からご依頼はできる費用感なんじゃないかなと思っています。言い方を変えると、30万円だったとして効果測定は不要という感じでもないですよね。

事業企画 グループ長:金濱様
今回のレポートは僕は本当に良かったと思っています。引き継ぎ資料としても有効なレポートになっていると思っていて、これまでも展示会出展に関する引き継ぎ資料はあったのですが、定量的に語っているものではなく、曖昧な表現が多かったです。仮に私がいない状態であっても今回の資料を次の担当者が読めば、今回の出展の状況が正確に把握できますし、私自身が資料を作らなくても資料が出来ているというのは、非常に嬉しいです。(笑)

事業一部 部長:山之内様
会期中にパンフレットが全然足らないという状況になった時、本当にこんなに来場者が来たのかと、我々は疑心暗鬼になって、パンフレットの在庫を紛失したんじゃないかと思ったんです。

事業企画 グループ長:金濱様
開催2日目ぐらいにパンフレットがなくなったんですよね。

事業企画グループ:丸山様
出展ブースの奥の見えないところに置いたのかなど、不安でしたよね。

事業企画 グループ長:金濱様
しかし、今回レポートの結果を見て、やはり来場者は2,000人以上来ていたんだなと。

事業企画グループ:丸山様
来場者入場券のQRコードをスキャンさせて貰うことでブース来場者数を確認していたのですが、その数は少ないのにあまり暇になった感覚はなく、「もっと多くが来場していないか?」と考えていましたね。

事業一部 部長:山之内様
肌感覚として本当に、我々はたくさん接客したなという感覚はありました。というか、それぞれのスタッフ自身の言葉で説明する機会が得られたので、本当に良い経験が得られたと考えています。

事業企画グループ:丸山様
そうですね、場数を踏むというところが、社内でもアンケートを取ったのですが、ある程度自信が付いたという話がありました。でもそれってブースをしっかり作っていただいたおかげでもありますし、こうやって効果測定レポートでデータを振り返ることができたので、こういったことを総合して、来年も出展しましょうという風に話を持っていきやすくなりますね。そういう時にデータの裏付けというのは、その説得力を作る上ではやっぱり凄く有難いです。

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